茶吉庵 登録有形文化財 萩原家住宅

出逢いの場、体験の場 オーナー 萩原浩司


茶吉庵は築250年と歴史ある旧河内木綿問屋の古民家で、現在は十九代目の萩原浩司氏が引き継いでいます。同庵ではこれまで、音楽会や落語会、ギャラリー展示会などを行っています。


―新たな試みについて教えてください。
茶吉庵は、『ほんまもん』にこだわり、『集う・憩い・繋がる』をテーマに、これまでさまざまなイベントを行ってきました。そこに新たに、 講座を集めた茶吉庵カルチャー倶楽部をスタートさせるに至りました。

―人と人とが繋がる出逢いの場を目指しているとか。
当庵で行うカルチャー倶楽部は、気軽に体験してもらい、「また行きたい、参加したい」と思っていただけるよう、敷居を低くしています。理由としては、先生方も気軽に開講できますし、参加される方も気軽に受講できるようにするためです。そうすることで、当倶楽部を通じて、たくさんの人たちが集い、繋がって行くと思っています。

―スペースを開放することで、交流が広がりそうですね。
参加者同士で、他の教室の情報共有ができて趣味が増えたり、所属の先生同士でコラボレーションが誕生したりと、新しい発見をしてもらえるのではないかと考えています。そんな『新しい発見』をしてもらえる場に成長させていきたいです。

―米蔵ギャラリーや蔵サロンについて教えてください。
最近では、米蔵を茶吉庵の第二ギャラリー『米蔵ギャラリー」としてリノベーションしました。多くのアーティストや先生方にご利用いただけるよう、1階にはキッチンを併設したりピアノも設置しました。また、2階ではヨガやフラダンスなどもしていただけるように施工しています。
 また、昨夏には木綿蔵も「蔵サロン」として改装しました。5軒のオーナー様が日替わりで、物販やワークショップ、地域貢献活動などを行っています。飽きのこないサロンとなっています。

―今後の想いについてお聞かせください。
当家は、約400年前にこの地に移り住みました。そのときから、地域の方々とつながりたいという想いのもと、さまざまな地域貢献活動をしていたようです。
 
私もイベントや茶吉庵カルチャー倶楽部を通して、地域の方々とつながり、コラボレーションをすることにより、八尾市のみならず、河内地区の文化を発信できるのではないかと考えています。
茶吉庵が、そうした情報発信基地のひとつになれば良いなと思っています。

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