ジュエリーキクヤ 濵道俊介さん

宝石が受け継がれるお手伝いを


創業1979年のジュエリーキクヤは、販売や修理のほか宝石類のリフォームを行っています。そこで約4年前に二代目として後を継いだ、代表取締役の濵道俊介さんは「ジュエリーを100年使ってほしいという想いで、リフォーム業をしています」と話し、親から子へ子から孫への宝石が受け継がれていくための、お手伝いをしています。実績は累計2000以上で、ブランド品でも丁寧に扱い、お客さんへお返ししているとのことです。そんな濵道さんにお話しを聞きました。
 

 
 

オーナーにインタビューしました

―お店では何をしていますか?

宝石の販売はもちろんですが、特にお客様がお持ちの貴金属の加工やリフォームに注力しています。形を変えたりして使えるよう蘇らせています。また、当店は豊富な知識を生かし、ブランド品のリメイクもお受けしています。そのため、八尾市内だけでなく大阪市、奈良県や神戸からも多数お越しいただいています。
 
―リフォームは人気なのですか?
 
約6~7年前から行っており、とても人気があります。また、当店ではオーダーメイドも行っており、ご持参いただいた宝石や店内にあるもので、作ることも可能です。過去、累計2000以上の実績を持っていますので安心してお預かりいただけます。
リフォームのお願いは女性のお客様が多いです。年齢も問わず若い方から70~80代まで来店してきます。ジュエリーを100年使ってほしいという想いで、ご案内しています。
 
―就任されて約4年ですが振り返ってどうですか?

個人的には、既存のお客様には今までもこれからも感謝しています。新規の方々も多数、来店いただいており、そうした地域の皆さんと繋がっていくことは、大事なことだなと痛感しています。
お店としても、例えば時計の電池交換で回収した電池を八尾市に寄付しており、こうした繋がりもあって、同市への愛着も増すばかりです。そんな想いもあり、当店が 周年を迎えたときには、河内木綿でのれんを作って店の出入り口にかけています。
また、お客様とは和やかな関係を保ち続けたいと考えて、趣味の話やリフォーム事例を載せた広報紙「キクヤ通信」を毎月発行しています。そうすることで、宝石をリメイクしようと検討した際、私たちのことを思い出していただけると思っているからです。そんなキクヤ通信もあと少しで100号を迎えるぐらい、長く続けています。
 
―今後の展望などについて、教えてもらえますか?
 
今年中には、宝石の修理などに特化したサイトを立ち上げようと考えています。いろんな方々のリフォームを請け負いたいと、思っているからです。
宝石そのものは長生きするものです。でも、私たちが使用できるのは、ほんのわずか。しかし、そのちょっとの間だけでも、私たちが使えるように、お手伝いしたいと感じています。例えばおじいさんの金のネックレスを溶かしてペアネックを作ったり、おばあさんの形見を、婚約指輪や結婚指輪に変えたりなどして、3代、4代、5代と続けて、使っていただけるようにしていきたいですね。
 
【ジュエリーキクヤの詳細はこちら】
 

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